現代日本。怪異や妖怪などは依然として人々の隣に存在している伝奇的世界観。

警視庁特殊事案対策本部

心霊現象、都市伝説、呪い、怪異などの特殊事案を担当。警視庁所属だが取り扱っている事案などを鑑みて内閣府から直々に様々な権限を与えられている独立不干渉な組織。


境界課

あちら(異界、常世、幽世、彼岸)とこちら(現実物理世界、此岸)の境目(境界)に直接出向き様々な特殊事案を捜査する実働隊。通常捜査班の第一班〜第四班とより特殊で危険な事案の捜査を行う特殊捜査隊がある。


境界課特殊捜査隊

境界課所属の警察の中でも特に戦闘能力、捜査能力の高い者が選抜されて組織される捜査隊。隊と付くが単独で各々が個別の事案を捜査していることが多い。通常捜査班の面々が「嫉妬するのもバカらしくなるほど」戦闘能力が高く一人で怪異を討滅、封印、浄化できる人材ばかり。涼風薫も所属している。


伝承課

特殊事案対策本部の裏方組織。古文書、口伝、民話、都市伝説や呪いのアイテム、聖遺物などの蒐集管理、資料保管を担当する。最近の怪異はIT社会への適応力も高いため、SNSや掲示板などでも情報収集を行っている。


碧水の心臓

薫に埋め込まれた碧の御神体であり力の源。丸く磨かれた翡翠の表面に紋章のような模様が彫られている。薫の体に埋め込まれたことで文字通り一心同体となった。薫の死は即ち碧の死である。